スポーツ外傷障害

スポーツ外傷障害 · 2020/10/27
腰椎分離症とは 腰椎分離症の症状 腰椎分離症の治療
スポーツ外傷障害 · 2020/10/24
アキレス腱断裂とは アキレス腱は下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)が踵の骨に付く手前の腱を指します。 このアキレス腱の断裂はスポーツでの発症が多く、踏み込みやダッシュ、ジャンプなどの動作で起こります。30~50歳代のスポーツをする方に多く、その背景にはアキレス腱の退行性変性(いわゆる老化現象)があるとされています。 競技としてはバレーボールやテニス、バドミントン、ソフトボール、剣道などでみられます。 アキレス腱断裂の症状 アキレス腱が切れる時、「棒でたたかれた」とか「思い切り蹴られた」とか「後ろからボールが当たった」とか実際には起きてはいないけれどそのように感じるほどの衝撃があるようです。また「バチっ」とか「パンっ」とか腱が切れた音を聞いたという人も多くいます。 受傷してすぐは踏ん張ることができずに転倒したり、しゃがみ込んだりしてしまいますが、しばらくすると歩くことができるようになることも少なくありません。なかには切れているにもかかわらず、「ここ最近なぜか足がおかしいんだけど」といって、しばらく経ってから受診される方もあります。 しかし、足首を動かしたり歩くことができても

スポーツ外傷障害 · 2020/09/29
膝蓋腱炎とは 膝蓋腱(膝蓋靭帯)とは膝蓋骨(膝のお皿)と脛骨(すねの骨)とを結ぶ腱をいいます。腱とは骨に付着する前の部分をいいます。膝蓋腱の場合は大腿四頭筋が腱となり膝蓋骨につき、脛骨までつながります。つまり大腿四頭筋の腱が膝蓋腱であり、その間に膝蓋骨があります。 膝蓋腱炎は膝蓋靭帯炎やジャンパー膝ともいわれます。名前が示すようにバレーボールやバスケットボールなどのジャンプ→着地動作を頻繁に行うスポーツ競技に多く、その他、サッカーのキック動作やダッシュの多い競技でも起こります。これらの動作を繰り返しおこなうことによって膝に発症するオーバーユース(使いすぎ)に起因するスポーツ障害です。 膝蓋腱炎の症状 スポーツ活動時に膝の正面が痛くなります。痛みの部分は膝蓋骨の上や下、脛骨に付くところとありますが、膝蓋骨の下に痛みが出ることが多いです。12~20歳の方に多くみられます。 膝蓋腱炎の原因 1.オーバーユース(使いすぎ) 2.大腿四頭筋の柔軟性低下(不足) 3.ウォーミングアップやクーリングダウンの不足 膝蓋腱炎の予防と治療
スポーツ外傷障害 · 2020/09/25
腸脛靭帯炎とは 腸脛靭帯(IT band)は、大腿部(ふともも)の外側にあり、腸骨(骨盤の一部)と脛骨(すねの骨)を結ぶ長い靭帯で、膝の外側の安定性を保つ役割があります。 腸脛靭帯炎はオーバーユース(使いすぎ)などで膝関節の外側(腸脛靭帯の付着部)に痛みが出ます。長い距離を走ったときに痛みが出やすく「ランナー膝」と呼ばれることもあります。 腸脛靭帯炎の原因 〇 アライメントによるもの ・ 動的アライメント不良(knee-out & toe-in) ・ 踵骨回外 ・ 脛骨内旋 ・ O脚 ・ 柔軟性の低下 〇 環境・練習によるもの ・ シューズの消耗 ・ 凹凸の多いところでのランニング ・ 一定方向のコーナー走の繰り返し ・ 走りすぎ ・ 長い下り坂のランニング 腸脛靭帯炎の治療 ・ 練習量の調整:オーバーユースとなっていないか ・ RICE処置:急性期には安静、アイシング等 ・ ストレッチング:腸脛靭帯につながる大腿筋膜張筋や大殿筋のストレッチング 当院の治療 ・動的アライメントのチェック ・手技療法 ・物理療法 ・テーピング ・リハビリ

スポーツ外傷障害 · 2020/09/24
鵞足炎とは 縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉はそれぞれ股関節付近からスタートし、膝関節の内側に集まり、付着します。この3つの筋肉が集まって付着している様子が鵞鳥(ガチョウ)の水かきに似ていることに由来します。 陸上競技、バスケットボール、サッカー、競泳(特に平泳ぎ)のスポーツ競技者に多くみられる、膝の内側に痛みが出るスポーツ障害です。 鵞足炎の原因 〇 アライメントによるもの   ・X脚   ・筋力低下、不足   ・柔軟性低下、不足   ・扁平足、外反足、下垂足   ・足関節回内不安定性   ・動的アライメント不良:knee-in & toe-out 〇 環境によるもの   ・サーフェス(地面)の固さ   ・シューズの状態   ・過剰な練習量 鵞足炎の治療 ・RICE処置 ・ストレッチング ・リハビリテーション ・テーピング ・インソール
スポーツ外傷障害 · 2020/09/23
有痛性分裂膝蓋骨とは  膝蓋骨(膝のお皿)の一部が分離したものを分裂膝蓋骨といいます。 通常、痛みはありません。しかし、ランニングやダッシュ、ストップ動作等を繰り返すことで大腿四頭筋(太もも前側の筋肉)を急激に収縮させ、分裂部にストレスがかかることで痛みを起こすスポーツ障害です。競技ではバスケットボールや陸上短距離走などに多く、10~15歳男子に多くみられます。 有痛性分裂膝蓋骨の症状 ・膝蓋骨の外側上の方の痛み ・膝の屈伸時の痛み 有痛性分裂膝蓋骨の原因  先天性という説もありますが、疲労骨折とする説が有力です。 大腿四頭筋は膝蓋骨に付着します。大腿四頭筋の一部である外側広筋が繰り返し膝蓋骨を牽引(引っ張る)ことに原因があると考えられます。 有痛性分裂膝蓋骨の予防と治療 ・ストレッチ ・サポーター ・テーピング ・安静 ・手術

スポーツ外傷障害 · 2020/09/18
疲労骨折とは 肋骨や尺骨、大腿骨、脛骨、腓骨、中足骨、踵骨、舟状骨などで疲労骨折は起こります。 スポーツ競技によっておこりやすい疲労骨折は異なります。選手詩人の問題や練習環境の問題が要因となることもあります。 診断や治療についても解説します。
スポーツ外傷障害 · 2020/09/15
シンスプリントとは シンスプリントの病態 シンスプリントの原因 シンスプリントの治療 当院での治療 スポーツ外傷障害では有名なシンスプリント。多くのスポーツ選手が経験する下腿の痛み。どういうものか知って、適切に治療しましょう。

スポーツ外傷障害 · 2020/09/12
足首の捻挫(足関節捻挫)について 足関節捻挫とは 足関節捻挫の症状 足関節捻挫の治療 当院の治療 にわけて解説します。 特にテーピングを使って、前距腓靭帯や踵腓靭帯の修復に関する内容やコンビネーション療法などについても説明しています。
スポーツ外傷障害 · 2020/09/11
オスグッド・シュラッター病とは、 その原因は、 その治療は、 当院では、 オスグッド・シュラッター病についてなるべくカンタンにわかりやすく解説します。スポーツをされる成長期のお子さんには非常に多い怪我ですので、是非お読みください。